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〒758-0074 山口県萩市平古町75

平安古橋(平安古の総門跡)detail

平安古橋

 平安古の総門跡 総門とは、萩城三の丸(堀内)と城下町を分ける門のことです。
此の門は平安古地区に接していたのでこの名が付けられました。
他に、中の総門、北の総門が在り見張り番が常駐していました。暮れ六ツ時(午後6時)になると門が閉ざされ、
翌朝明六ツ(午前6時)に開門されていました。通行手形を持つ者だけが、この時間の通行を許されていました。
 この橋を渡り、10m先の小さな道を左に曲ると50m程度の処に、旧藩校(明倫館)の開校当時の場所を通り、
鍵曲がりから、口羽邸、花江御殿に続きます。

平安古橋

 旧藩校近く

 夏みかんと土塀、萩の代表的な風情 文久3年(1863)に藩主が萩から山口に移った為、萩の経済は大打撃受け
町民や残された武士を窮地に追いやり、さらに明治新政府は士族の給禄奉還(無給料!)を行った。
 これにより全国で不満の火ぶたが上がり、萩でも明治9年、前原一誠(久坂や高杉と維新に貢献したが、後に木戸孝允と対立)
主導とされる、萩の乱で反乱を起こし失敗に終わる、しかし萩市内の多くの武家屋敷(留守宅)が焼き打ちを受け
多くの貴重な建物が消失した。
 このころ新政府の要職であった小幡高政が帰郷し荒廃した武家屋敷の土地に、夏みかんの苗木を育て配布、萩の
窮状を救ったそうです。
 萩では夏みかんのことを、ダイダイと呼んでいます。この語源はみかんの果実を収穫する5月頃に次の代の花(橘)
が咲き、代々と言う意味で呼ばれています。5月頃には黄色いみかんと、白い橘の花が同時に見られ、また萩中が
橘の花の香で季節を感じていました。今でも堀内地区(萩城三の丸)や隣接する平安古地区などみかんが多く残って
いる地域では味わう事が出来ます。平成13年には、日本の香百選にも選ばれています。
 

 上の続き、堀内の鍵曲がり